秋山川、金山金山跡地 ~砂金探し~
以前、相模川の河川敷を訪れたものの、あまりの水の汚さから断念してしまいました。
今回はさらに上流相模川(相模湖)支流の秋山川へ向かいます。
山梨県上野原市秋山には、およそ600年前から金山の開発が行われてきたと伝わる金山(かなやま)金山があります。この地には戦国時代~江戸時代初期に掘られたと思わしき露天掘り跡が点在しており、金鉱跡の近くには砂金採り体験場も設けられていて、地元の中学生が体験学習に利用しているようです。秋山川はこのすぐ近くを流れていて、地質的にも金を含んでいそうな場所です。
秋山川は川幅が狭いため、子供が川で遊ぶような公園も見当たらず、河川へ下る場所を見つけるのに苦労しました。googleマップで覗いてみて1か所だけ下れそうなポイントを見つけたので、そこを目指します。
車1台がギリギリ通れるほどの細い道を下っていき、河原へと向かうと、ちょうど良さげな岩盤を発見。条件は良さそうです。
川岸に沿うように風化した岩盤が姿を見せており、砂金が引っ掛かりそうな草の根もすぐ隣にあります。立地の割にはキャンプの後もなく、人が出入りしている形跡もありません。
試しに岩盤の溝を掘ってパンニングしてみるも、粉一つ出ません。草の根を洗い流してみても、見えるか見えないか程度の粉が2粒程度しか出てきません。土地が整備されて新しい金の供給が止まったとしても、出てくる量が少なすぎる気がします。私の目の付け所が悪かったからか?それとも、もう少し下流を探すべきだったか?
場所を転々としても一向に出てくる気配がなかったため、ここは撤退。山を挟んで反対側にある金山金山跡地に向かいます。
金山金山跡地への道のりは先程と同様に道幅が狭く、所々泥がかぶっていて滑りやすくなっています。傍らには「相田みつを」の句碑が点在していることから、どうやらこの集落と相田みつをさんとの間に何かしらの交流があったようです。
日影沢金鉱跡です。やはり露天掘りが主流だったようで坑口は見当たりません。この左奥は林道が続いていています。道を挟んだ向こう側には金山神社が建てられており、手前の橋を下ると砂金採り体験場があります。
看板のつなぎ目部分が腐食したようで落ちていました。
ここでも岩盤が見られたので、溝を掘ったり草根引きをしてみたものの、粉一粒出ませんでした…。
体験場なだけあって、すでに採り尽くしてしまったか?
リニア中央新幹線 相模川橋梁工事 ~砂金を求めて~
砂金調査のため、先日訪れた道志川のさらに下流の相模川へと向かいました。
ここはリニア中央新幹線の神奈川県駅(仮称)~山梨県駅(仮称)を繋ぐ橋梁であり、リニアが顔をのぞかせる数少ない場所の一つでもあります。
静岡の大井川を巡る問題で工事が停滞しているリニア中央新幹線ですが、山梨県駅までは着々と工事が進んでいる模様。今日はお休みのようで、現場は静かです。
リニアの橋梁工事なんて滅多に見られない光景なので、工事見学会などの機会があれば行ってみたいものです。
さて、本題の砂金ですが、川岸の殆どはキャンプ場のように丸石が占めていて、とても砂金が溜まりそうにありません。この場所のすぐ上流には城山ダムがあるため、川岸の崖を目当てに来たのですが、どうやら立ち入り禁止のようです…。
川は匂いがキツくとても汚いです…。高校時代に訪れたときはここまで汚くはなかったんですがね~
場所的にもダム下な上、浄水場が近くにあるので仕方ないです。
川岸に突き刺さったネギを見つけたので撮影してみました。
一体誰が何のために?呪術廻戦がアニメで放送されているため、呪術の類を連想してしまいます(笑)
一旦ここは諦めて、次は前々からチェックしていた秋山川へ向かいます。
道志川(相模原市)で砂金採り
夏の猛暑が少しずつ和らいでいき、日中の日向でも過ごしやすい時期となってきました。せっかくの休日に家に引きこもってはいられないと外に飛び出すも、今度は蚊が容赦なく襲ってきます。虫よけスプレーなしでは外に出られませんね。
最近、金の相場に関するニュースを目にするようになりました。なんと「1gあたり1万円」と最高値を迎えているようです。「金」というワードをよく目にするようになったからか、ずっと気になっていた「砂金採り」が頭から離れなくなっていました。
近場で手軽に採れる場所はないのかと色々調べてみるも、どうやら県内で金を採掘できるような地質はごくわずかで、他のブログを見ても砂金採りにわざわざ赴くような場所でもないようです。
それでも一度くらいは自力で金を採取してみたい!という衝動が収まらなかったため、Amazonで1500円程度のパンニング皿をポチリ。採取に必要な最低限の道具を一式そろえて、採取事例のあった道志川へ向かいます。
平塚市博物館 【3】金のかけら
https://hirahaku.jp/kids/geo/geo03.pdf
砂金採りの場所選びに関する条件はいくつかあるようです。
・上流に金鉱脈がある
・岩盤がでている
・堆積する場所
ここはダムの下流ということで、岩盤は見えても新たな金は供給されそうにありません。そのため、ダム設置以前に堆積した金が採れないかと、草の根や苔の下を重点的に掘っていきました。
川岸の草の根っこや苔を洗い流す(草根引きといわれているらしい)と、僅かに金の輝きが見えました!
大きさこそ1mm以下ですが、初心者にとっては大きな一粒です。
一見この大きさならパンニングの際に流されてしまうのでは?と感じてしまいましたが、パンニングで残る砂鉄の比重が7.8に対して、金の比重は19.3と非常に重く、きれいに砂金だけを取り出すことが出来ました。
今回は同じ場所で掘り続けていたために手が付けられなかった岩盤。そのうち調査しようと思います。砂金が採れるとの情報が多かった丹波川へも行ってみたいですね。
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